有限オートマトン2-3.正則集合と有限オートマトン(2) その2

 既述のLijkのjに関する帰納法によりLijkが正則集合であることが示される。 定理2.3 有限オートマトンの受理集合は正則集合である。  省略しすぎ?  ま、まあ、それよりも「正則でない集合」がどんなものか、前から気 […]

Illustratorで星形を描く 解答編

問:スターツールで端正な星形を描くための第1半径・第2半径の比を求めよ。 解答: Adobe Illustratorのスターツールでいう第1半径・第2半径とは、内側の多角形に外接する円の半径r1と外側の多角形に外接する円 […]

有限オートマトン2-3.正則集合と有限オートマトン(2)

この節では、初めに前節の定理の逆、すなわち有限オートマトンの受理集合が正則集合であることを示し、次いで有限オートマトンの拡張である日決定性有限オートマトンと有限遷移図について述べる。 有限オートマトン M=(Q,Σ,δ, […]

有限オートマトン2-2.正則集合と有限オートマトン(1) その2

例2.2 正則集合X=(ab*a)*を受理する有限オートマトンM=(Q,Σ,δ,q0,F)を構成しよう。  いや、いきなりソレはついていけないので、もっと単純なものにしよう。  Σ={日本語のひらがな}、正則集合X={「 […]

有限オートマトン2-2.正則集合と有限オートマトン(1)

この節では任意の正則集合に対してそれを受理する有限オートマトンが存在することを示す。  任意の正則集合、とは、語の集合で変態的でないもの、程度に考えておこう。つまり、たいていの語の集合について、ある語がその集合に属するか […]

有限オートマトン2-1.定義 その4

 解答3  Σ*aaaΣ*の部分はこんな感じ(主要部のみ)になるはずだ。  aをbに変えて同じ形のものを作れば、Σ*bbbΣ*の流れができる。初期状態と受理状態を同じところに合わせるとこんな感じ。  ここで、aaaやbb […]

有限オートマトン2-1.定義 その3

問2.2 次の各言語を受理する有限オートマトンを構成せよ。 {aa,bb}* {aa}*{bb}* Σ*aaaΣ*∪Σ*bbbΣ*  解答  1.  言語の仕様(定義)を確認しておこう。 {aa,bb}*={ε,aa,b […]

有限オートマトン2-1.定義 その2

有限オートマトンをこのように図示したとき、頂点r0からr1,r2,…を経てrnへ至る‘道’は δ(ri-1,ai)=ri (i=1,2,…,n) というnステップの状態遷移を表す。両端のみに注目すれば δ(δ(…δ(δ( […]

有限オートマトン2-1.定義

「有限オートマトン」は記号列を読んで識別する自動機械の数学的モデル(記憶容量が有限)。 入力前に特定の初期状態にセット 記号列を入力すると先頭から1文字ずつ読む 読んだ記号によって「状態」が変わり、全部読み終えたときの状 […]

1-3.正則集合 その4

定理1.16 X⊆Σ*が正則集合ならばXの商 x\X (x∈Σ*)のうち相異なるものは有限個である。  証明略。 定理1.18 X∈Σ*が正則集合ならば、任意の語zによるXの商z\Xは正則集合である。  証明略。  除算 […]